感察工学研究会 主査 石井 明氏

 
 

感察工学研究会 主査 石井 明氏
香川大学創造工学部 機械システム工学領域
教授・博士(工学)

2019年9月25日開催 「PVI2019 外観検査ワークショップ」主催
当日の様子
Active Careへのメッセージ

「感察工学研究会」
1.設置背景
(1)研究対象領域の現状分析
・外観検査(マシンビジョン)の対象領域の拡⼤: 多数の研究領域の形成→核化→(閉塞化)
・産業界の変⾰への対応: 電機・⾃動⾞業界→環境・エコ・持続社会へのシフト
(2)新学問領域創出の⽷⼝
・周辺視の特質
⽣物の視覚の発達:周辺視→中⼼視
瞬時の判断・評価:異常の発⾒,良さ・美味しさを瞬時に判断
凝視:じっと⾒る中⼼視ではわからない.精密に計測すればするほどわからなくなる
・⼈の特質
新たな機器の操作:ぱっとできる⼈とそうではない⼈の違いとは?
外⾯(外観)から内⾯(機構)を予測する能⼒,先読みする能⼒,好き嫌いの発⽣とは
・感性⼯学の実利⽤化
2.設置趣旨
中⼼視と周辺視を対⽴軸として,それらを包含する学問領域の創出を図ると共に,現状の技術の調査,
整理を⾏う事を⽬的に WG14「感察⼯学研究会」(Kan-satsu Engineering Interest Group)を設置する.
2013 年度より次の2つの検討グループを設置。
①現場実測&指導検討グループ(幹事:⽯井)
②周辺視の画像処理実現検討グループ(幹事:中島)
3.活動
研究会(2〜3 回/年),勉強会(特定テーマについての学習),企業⾒学(⽬視検査現場の視察・討論)
周辺視⽬視検査の普及活動,感察⼯学の体系化