EVENT & SEMINAR

2018年度(第51回)照明学会 全国大会にて、発表いたしました

 2018年度(第51回)照明学会全国大会にて、協会代表 尾田 恵が発表いたしました。

 

■開催期間 : 2018年9月11日(火)~ 9月13日(木)

■会場 : 神戸大学六甲台第2キャンパス

■研究テーマ

「片頭痛患者における有機EL 寝室照明環境の検討 ― 照明デザインから視作業へのアプローチ ー」

○尾田 恵 ㈱菜インテリアスタイリング

辰元宗人 獨協医科大学神経内科准教授

平田幸一 獨協医科大学神経内科教授

■研究内容概略

片頭痛患者はブルーライト(480nm)をまぶしく不快に感じ、頭痛発作を誘発する可能性が高いことがわかっている。
片頭痛患者と健常者を対象に、有機EL照明(カネカ社製)と一般的なLED照明が設置された寝室(戸建モデルハウス内/大阪府枚方市)で、
視作業(読書)を行ってもらい、アンケート調査による検討を行った。
その結果、片頭痛症状がある方は有機EL照明 を選択することが望ましく、頭痛発作の緩和へつながる可能性が高いことがわかった。
また、健常者についても有機EL 照明の方が読みやすいことが明らかになった。
有機EL照明は、生活環境における視作業時の目の負担を軽減するのに望ましい照明光源であると言える。

 

以前より、「Active Care®」~医療とインテリア~をテーマに研究をすすめておりましたが、
この度、次世代の光源と言われる有機EL照明(OLED)についての研究を発表させていただきました。
今後も引き続き、人を健康に導くためのインテリアについて研究をすすめ、よりよい生活環境のデザインにつなげていきたいと考えています。

関連記事一覧